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Foundry、Griptapeを買収

VFXおよびアニメーション制作パイプラインにおけるAI統合を加速へ

Foundry Acquires Griptape

ロンドン2026218 – メディア&エンターテインメント業界向けクリエイティブソフトウェア開発をリードするFoundryは、本日、企業向けAI統合基盤の先駆企業であるGriptapeの買収を完了したことを発表しました。本買収により、AI戦略をさらに加速させるとともに、2021年のCopyCatのリリース以降強化してきたAI機能群に、統合基盤機能を新たに追加します。

本買収は、FoundryAI戦略における次なる進化を示すものです。これによりスタジオは、Foundryの既存のクリエイティブツール群とシームレスに連携する、安全かつ実務に適したワークフローの中で、複数のAIモデルやエージェントを統合・管理できるようになります。

スタジオが実験的活用から本格的な制作運用へと移行する中で、AIモデルを適切に管理・統制する重要性がこれまで以上に高まっています。Griptapeは、進化の速いオープンソースおよび商用AIモデルへ安全かつ統制された形でアクセスできるユーザーフレンドリーな基盤を提供すると同時に、大規模制作環境に求められる厳格なセキュリティと、制作プロセス全体の履歴を追跡・管理できる仕組みを両立します。

Foundryは今後もGriptapeの開発を継続し、その独自の強みを強化することで、VFXおよびアニメーション制作パイプラインの進化に対応していきます。また、コンポジティングの業界標準であるNukeをはじめとするクリエイティブツールとの統合も推進していきます。

Griptapeは、拡張性と堅牢性を備えたPythonベースのアーキテクチャを採用し、スケーラビリティや長期的なワークフロー運用を見据えて設計されています。既存の制作管理システムやレンダーファームとの連携にも対応しています。また、単なる対話型インターフェースにとどまらず、安全でプログラム可能なエージェントを構築・管理することが可能です。これにより、Griptape内の業務だけでなく、制作パイプライン全体にわたるタスクを効率的に支援します。

FoundryCEOであるJody Maddenは、次のように述べています。「私たちの使命は、世界中の映像クリエイターのクリエイティブな挑戦を支援することです。GriptapeFoundryに迎えることで、お客様がクリエイティブなビジョンをより効率的に実現できる環境を提供できるようになります。その際、適切なコントロールを維持しながら活用できることも重要です。私たちは長年にわたりAIおよび機械学習(ML)機能への投資を続けており、すでに多くのお客様がAIを活用した機能を日常的に利用しています。現在、AIを中核に据えた次世代パイプラインの構築を進めており、Griptapeはその基盤を支える重要な要素として、今後のロードマップの加速に貢献します」。

Griptapeの創業者兼CEOであるKyle Rocheは、次のように述べています。「FoundryGriptapeにとって理想的なパートナーです。VFXおよびアニメーション分野における豊富な実績と、業界をリードする製品群、既存のAI機能、そして制作ワークフローの中核部分へのAI統合を推進してきたFoundryは、当社の技術をさらに発展させ、世界中の主要スタジオへと展開していくための強固な基盤となります」。

サブスクリプション移行に関する FAQ

Griptape Nodesとは?

Griptape Nodesは、コードを書くことなくAIを活用したワークフローを構築できるビジュアルインターフェースです。ブラウザ版またはWindowsアプリケーションとして利用でき、クラウド環境とオンプレミス環境のどちらでも実行可能です。

Griptape FrameworkおよびGriptape Engineとは?

Griptape Frameworkは、既存のスタジオ制作パイプラインと連携し、安全な生成AIアプリケーションやエージェントを構築するためのPythonツールキットです。ワークフローの実行を統括するGriptape Engineを含み、クラウド環境およびオンプレミス環境のどちらでも実行可能です。

Griptapeはオンプレミス環境での導入に対応していますか?

はい。Griptape EngineおよびGriptape Nodesは、クラウドおよびオンプレミス環境の両方に対応しています。これにより、スタジオは厳格なセキュリティ要件を満たす形で、AI自動化をローカル環境で運用できます。

GriptapeはどのAIモデルに対応していますか?

Griptapeは特定のモデルに依存しない設計となっており、テキスト、画像、動画、3D、音声生成向けのオープンソースおよび商用AIモデルに対応しています。GoogleBlack Forest LabsByteDanceOpenAIAlibabaElevenLabsTopaz LabsLumaRodinKuaishou など、主要なモデルベンダーとの連携があらかじめ用意されています。さらに、Hugging Face上のさまざまなモデルに接続できるほか、独自の拡散(ディフュージョン)モデルを組み込むことも可能です。

Griptapeは既存のVFXおよびアニメーション制作パイプラインとどのように統合できますか?

GriptapePythonベースのフレームワークで、既存のスタジオ制作パイプラインへスムーズに統合できます。また、MCPにも対応しており、MayaBlenderNukeなどの一般的なDCCツールや、Flow Production Trackingのような制作管理システムと連携し、AIエージェントを活用したワークフローを構築できます。

Griptape Frameworkは今後もオープンソースとして提供されますか?

Griptape FrameworkおよびGriptape Engineは、現在Apache 2.0ライセンスのもとでオープンソースとして提供されています。Foundryは、Griptapeの開発者コミュニティへの継続的なサポートに取り組んでいます。今後、グローバルスタジオに求められる高度なセキュリティや大規模運用への対応に合わせてプラットフォームが進化する中で、オープンソースとしての提供と商用向け専用機能の最適なバランスを引き続き検討していきます。

この買収により、Foundryユーザーにはどのようなメリットがありますか?

Foundryが持つクリエイティブワークフロー分野の知見を活かし、Griptapeをクリエイティブ制作とパイプライン運用を支えるプラットフォームとして、今後さらに進化させていきます。また、Griptapeを既存のFoundry製品と統合することで、アーティストがさまざまなAIモデルの出力をクリエイティブワークフローにスムーズに取り込めるようになる予定です。